活動報告
東北復興ボランティア派遣 - 当日の様子 -
〜被災地の小学校で2学期を迎える準備を〜
  岡山県教職員組合は、「東日本大震災」にかかわる被災地支援・教育復興を目的とした独自ボランティアを被災地域の組合からの要請にもとづき、今年度も継続してとりくんでいます。夏季休業中に、岩手県内の小中学校の図書・備品の整理やプールの監視補助、陸上記録大会の運営補助などのボランティア要請があり、岡山県教職員組合からも備北地区担当執行委員Mが岩手県に赴きました。
  東北復興ボランティアとして、2013年8月1日〜2日、岩手県下閉伊郡岩泉町立小本(おもと)小学校へ行って来ました。仙台から小本小までは、レンタカーで8時間半かけて三陸海岸を北上しました。津波による被災地に入ると、ナビでは市街地や役所が表示されるものの、実際の光景は全く異なり、「本当にここに街が存在し、人々の生活の営みがあったのか…」と目を疑うほどでした。そして今もなお、無数の重機が瓦礫の撤去や整地の作業に追われています。
  小本小学校は、三陸海岸の北部に位置し、校舎は浸水したものの、震災の起きる2年前に設置された避難階段や効果的な訓練が功を奏し、全員無事避難ができたそうです。今回は、中国地方から参加した3人のボランティアで、海沿いにある本校の図書の本を高台に建設された仮設校舎へ運んだり、整理をしたりする作業をお手伝いしました。
  震災から2年が経過するというものの、復興はまさにこれからといった感じです。小本小学校の先生方も、一足早く始まる2学期に向けて準備を急がれており、少しでもお役に立てたのなら幸いです。
(備北地区担当執行委員M)



仮設校舎へ運ぶ図書を積み込む
仮設校舎へ運ぶ図書を積み込む

図書の本を整理
図書の本を整理

校庭
校庭
避難階段
避難階段
小本小学校(仮設校舎)
小本小学校(仮設校舎)


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